水平線に手が届く

鴻巣市のいじめ事件記録【誰かが被害を繰り返さない為に】

【鴻巣市のいじめ事件記録簿 No.30】

前回の記事の続報となります。市議の中西氏から二つのメール文章と一件の回答資料を受け取りました。あまりに的外れな内容で驚きました。公人として、あまりに不誠実、無責任だと感じます。

 

私が先ほど中西市議に送ったメール、中西氏の回答書を含め、以下にすべてそのまま記載します。

 

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①2024/7/23 16時頃 中西氏→私

 

 こんにちは。中西です。

 先日もお伝えしましたが、ブログで「再調査の反対代表議員として発言」「いじめ再調査反対の代表的な立ち位置」と、あたかも私が代表しているかのような表現をされていますが、事実ではありませんのでご訂正ください。

 

 「私が貴殿の意見が反対派の代表であると感じたのは事実ですし、私たちのことを支援してくださっている方たちも同じ意見です」とのことですが、ご自身やその仲間たちがそう感じたからといって、根拠もなく事実でもないことをブログに書き込むのは、ネットいじめと同じではないですか。

 

 繰り返しになりますが、議会での質疑、討論、採決は、個々の議員が自らの考えでするものです。また、内容について誤解されている部分もあると思いますので、信用できないということであれば、一度、西尾議員にお聞きになられてはいかがでしょうか。

 

 なお、「やり取りも全てブログに掲載させていただきます。予めご了承ください。」とのことですが、了承していないことを申し述べます。

 

②2024/7/24 23時頃 中西氏→私

こんばんは。中西です。

令和6年7月10日に受領しましたメールによる質問に対して、別添のとおり回答しますのでよろしくお願いいたします。

 

【PDFデータ(A4用紙・約3枚)の添付あり、内容全文は以下の通り】

https://proseaders.hatenablog.com/entry/2024/07/25/203850

proseaders.hatenablog.com

 

③2024/7/25 私→中西氏

中西市議

 

回答を受領しました。

貴殿はその資料を書いていて、自分の見解はおかしいな、と思いませんでしたか。

回答にありました西尾市議に対する貴殿の表現をお借りすれば、あまりに"的外れ"な内容で、本当にただ驚きました。

貴殿が申されている「子どもたちの安全云々」のその「子どもたち」という表現の中には、私の息子が入っていますか。

 

大前提として、貴殿はこの事件をまったく理解されておられません。ご回答では事前に調査をしたと示されておりますが、本当にお調べになられたのでしょうか。

貴殿にご家族がいるかは不明ですが、仮に自分の子供がいじめに遭い、そのいじめ調査の結果が事実とは全く異なるものであって、その調査の過程で録音データの消去や議事録の不作成、調査委員の5名中4名が鴻巣市の関係者であったら、貴殿はどう思われますか。

「調査委員に関する被害者側への事前の説明の書面はありません」と言いきった鴻巣市教育委員会の言質の録音資料があり、被害者側に調査委員の人員も調査内容も展望も知らせずに第三者とは名ばかりの調査委員が調査をして報告書を出したのです。

その状況でも、貴殿は「子どもたちを守る為に、再調査はしてはならないのだ」と、自分の子供に説明されるのですか。

 

貴殿は回答書の中で、「①私は西尾市議の答弁が的を射ていなかったから再調査に反対した」、「②調査委員会の議事録がなくても、いじめ調査が問題なく行われていたと判断したからから再調査に反対した」、「③委員会のメンバーが公平であると判断したから再調査に反対した」と、ずいぶんあやふやな表現を多用して主張されておられますね。

より端的に言いますと、「西尾議員の回答がよく分からなかったから」「私がいじめ調査は問題ないと思ったから」という内容を、再調査反対の根拠としていると述べられています。

 

いじめを受けた私の子供が、この事実の捻じ曲げられたいじめ調査報告書を目にして、どのような気持ちになったのか、貴殿に想像が出来ますか。

この請願には鴻巣市のいじめ調査の不備の詳細と、被害者児童の苦しい想いを十分に理解された1300名以上の賛同者が名乗り出てくれたのです。

しかし、貴殿は「私がそう判断したから」「西尾市議があやふやな回答をするから」という根拠で、いじめ再調査に反対をしました。

どちらが、話の筋が通っているとお思いになりますか。

 

また、貴殿は「いじめ再調査は、すべての子供たちが安心して学び、成長できる環境を妨げるから、再調査に反対した」とも回答されました。

これも冒頭の話に戻りますが、もし貴殿の子供がいじめを受けた後、鴻巣市教育委員会から「事実とは全く異なる、捻じ曲げられたいじめ調査報告書を一方的に突きつけられた」としたら、貴殿はどう思われますか。何をしようと思いますか。

子供に対して、「この世界の子供たちの安全を守る為には、いじめ再調査をしてはならない」と説得するのですか。

「安易に再調査をすると調査委員の信頼性がなくなるから、事実とまったく異なるいじめ報告書を出されても我慢をしなさい」と言えますか。

 

貴殿は回答書の最後に「これ以上は回答しない」と示されましたが、そもそもこのような内容では回答にもなっておりません。また前回のメールで「誤解がある、西尾市議に聞いてくれ」と言っていましたが、何の誤解があり、何を西尾市議に質問したら良いのですか。

貴殿は「公人」として議会の場に立ち、いじめ被害者が明確な根拠と1300名以上の賛同を得て請願に至った個別のいじめ再調査を、あの場でただひとり、明確に「その必要はない」と断じました。

貴殿がどのような表現を使ったにせよ、「本案件はいじめ再調査には該当しないのだ」と断定したのは事実であり、先ほど頂いた回答で貴殿が何の根拠も持っていないという事も明らかとなりました。

その責任はあまりに大きく、とてもではありませんが、「あの場の発言は、ただ自分が思った事を言っただけだ」という貴殿の見解を受け入れる事は不可能です。

納得が出来ない、どころの話ではありません。

公人の発言には大きな責任が伴うのです。

 

このまま本案件が終わったものと貴殿がみなす事は明らかな責任の放棄であり、公人として極めて不誠実であると言わざるを得ません。

貴殿のメールでの返事及び回答を踏まえ、私は貴殿が実質的に以下の回答を行ったものと認識します。

 

・質問1に対する回答として議会発言前に私たちの事件を様々な手段で調べたと言うが、質問2・3の回答内容から事件の全容や本質を全く理解していない事が明らかであり、その無知状態のまま公の場で公人としていじめ再調査の反対発言をただひとり行い、反対票に投票した。

・いじめ再調査の要件に該当しないと貴殿が断言した根拠は全く無かった。(貴殿はメール文及び回答書の中で二重否定や引用などの装飾的な表現を多用して明確な意見を誤魔化し、「断言」という二文字の状況が生まれないように必死であると感じます。貴殿は「再調査の要件に該当するとは思えないから、反対票を投じた」と主張していますが、その「要件に該当するとは思えない」と判断した根拠が皆無であり、まさにその点を質問したにも関わらず明確な回答をせずにもっともらしい言葉で事態の収拾を図りました。言うなれば、貴殿の回答内容は「要件に該当するとは思えない、なぜなら自分がそう思うからである」と言っているのと同様です。これが被害者にとってどれほど横暴なご意見か、貴殿は理解できますか。貴殿はこれまでの事件の経緯に対して全く無知であるばかりか、あまつさえ、その理由の一端を西尾議員に押し付ける責任転嫁を行っており、これもまた不誠実かつ卑劣な回答であると言わざるを得ません。)

・私たちの案件を「安易な案件」であると断定した根拠は全く無かった。(これも貴殿は「安易とは言っていない云々」として装飾的な文章を書き連ねましたが、私たちの案件にはまったく寄り添わず無関係に、「いじめ再調査そのものが教育悪である、子どもたちに害をなす」などという大風呂敷の暴論を振りかざして、結果としてこちらも根拠なく、ただ「自分がそう思うから」という身勝手で不公平な公人としてあるまじき立場で、「これは安易な再調査になる=本案件が安易な問題である」と「断定」しました。この言動が公人として不誠実が極まるものである事は揺るぎない事実です。)

 

貴殿がもうこれ以上の回答や対応をせず、沈黙を貫き事態の風化を図るのでしたら、弁明や謝罪の権利を自ら放棄したと考え、私の上述の認識が正しいものと認識致します。

もしここに、貴殿が述べられている「誤解」があるようでしたら、「自分がそう思う」という暴論ではなく、「明確な証拠(鴻巣市教育委員会の調査に一切の不正が無かったという証拠、これまでの不正・不法行為の事実を否定する事が出来る証拠)」を当方にご提示ください。

その証拠の提示がなければ、貴殿がいかなる表現を積み重ねようと、本事案における貴殿のここまでの全ての言動が公人としての責任を果たしていないという事となります。

 

貴殿は、前回のメールにおいて公人の議会発言と個人の情報発信を同等の扱いとして捉えている節が見受けられましたが、かように不誠実かつ公平性なく、確かな情報も確かな根拠を持たず、公の場においてただひとり、被害者と賛同者1300名以上の苦しみや悲しみ、そして怒りを"安易"に否定する発言を行ったとすれば、それは議会という公の場を借りた"市民いじめ"に他なりません。

 

最後に、もう一度、貴殿に問います。

もし貴殿の子供が毎日暴力と暴言を浴びるいじめを受けた後、教育委員会が事実とはまったく異なるいじめ調査報告書を一方的に公開し、あまりに理不尽であるから再調査をお願いしたいと言っても無視され続け、ようやく有志の方が救いの手を差し伸べて下さりやっと請願まで行き着く事が出来た途端、事件をまるで知らない議員が議会の場で「いじめ再調査は教育悪になるから不要だ」と述べたとしたら、貴殿はどう思われますか?

自分の子供に何と説明するのですか?

 

以上

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当時、教頭からこう言われた事を思い出します。「お母様の仰っていることは正しいんですよ、だからもう話したくないって言うか、お答えできない。」彼らは何が何でも、間違ったことを間違っていると認めないのです。

 

彼らは間違いから、目を反らし、嘘をつき、まともに答えない。それどころか、逆に相手を非難して、攻撃して、排除しようとする。この中西市議の論点ずらしの回答からもお分かりいただけると思いますが、私たちはそういった対応をこれまでずっと鴻巣市の教育行政や学校の関係者から受け続けて来ました。だから、裁判を起こしたのです。

 

もう来ないとは思いますが、また中西氏から返事が来て進捗がありましたら、追って報告します。

 

※追記:

中西氏は回答書の中で次のように記しています。「『受領した回答はすべてブログ記事として掲載させて頂きます。予めご了承下さい。』とのことですが、回答の一部が切り取られ誤解を生じる恐れや、そのことがひいては子どもたちの安全・安心を損なう可能性もあることから、了承できません。」

 

大丈夫です。私は貴殿や鴻巣市の教育行政のような不公平で不誠実なやり方は行いません。一部を切り取って事実を捻じ曲げようとはせず、貴殿の言葉をすべて包み隠さず掲載しております。ご安心下さい。また、貴殿が了承されるかどうかは、私のブログ発信とは無関係です。これは貴殿が議会という公の場で発言されたことが発端です。私からではありません。