水平線に手が届く

鴻巣市のいじめ事件記録【誰かが被害を繰り返さない為に】

【鴻巣市いじめ事件の記録No.14】

1月7日、3学期始業式の前日。息子が私に「明日から3学期だけど、学校から連絡あった?」と聞いてきました。私が「ないよ」と答えると、「僕、明日から学校どうするの?」と聞かれました。私はこれまでの学校の不誠実な対応から、期待を持たせるようなことは言えないと考えて、答えることができませんでした。

 

そして鴻巣市教育委員会に電話をし、「学校から連絡が欲しい。仕事をしているため、6時過ぎに連絡をもらいたい」と伝えてもらうお願いをしました。しかし結局、学校と連絡は取れず、学校からの連絡もなく、3学期始業式も自宅待機となりました。

 

私は翌8日、3学期始業式当日、仕事を早退し、息子と鴻巣市教育委員会に行くことにしました。息子が学校に行くことが2度覆されたことを、鴻巣市教育委員会がどう思っているのか、そして今後どのような対策の見込みが行われているのか、その2点を聞かなければならないと考えたからです。

 

これまでの記事でも書かせていただいた通り、ここまでの校長及び中学校の不誠実で無責任な対応の大まかな時系列は以下の通りです。

 

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①学校「加害児童のクラス替えをします」→「やっぱりやらない」

②学校「加害児童を別室対応にして、進級までもとのクラスには戻しません。これで~(息子)は復学決定です」→「やっぱりやらない」

③学校「加害児童を2週間だけ別室対応にして、その後はもとのクラスに戻します」

→私たち「初めと話が違います」

④「~(息子)を別室対応にして、加害児童はもとのクラスのまま普通に授業を受けさせます」→私たち「それはどう考えても理不尽ではありませんか?」

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①②の段階における決定事項は、私の弁護士、校長との話し合いで合意がなされました。

2度目の話し合いの決定事項は校長、鴻巣市教育委員会の2名も合意していたと弁護士は言っています。その決定事項を再び学校によって反故されないよう、弁護士は「(決定事項を記した)通知書」として、その書面を校長宛てに送りました。すると校長は返事を少し待つように言って、結局は決定事項を一方的に反故しました。

 

弁護士が送った通知書については以前の記事(鴻巣市いじめ事件の記録No.9)でも詳細を書きましたが、ここでも改めて一部抜粋をして記載をします。

 

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<通知書内容>

(※抜粋)

当職は、通知人~(以下,両人を「通知人」といいます。)の代理人として、貴校に在学している生徒(以下,「加害児童」といいます。)からいじめを受けて不登校になっている件について、以下のとおり御通知します。

先日,当職と貴職でお話し合いをさせていただきましたが,通知人としては【貴職から説明をいただいた内容のとおりであれば】~を登校させることができると考えており、〜自身も登校することが可能であると話しております。念のため、先日お話をさせていただいた内容について,双方に齟齬がなきように下記で記載をさせていただきます(特に,通知人が重要だと考えている点についてのみ記載をしております。)。

 

・2週間を経過したあと、加害児童を〜が学習しているクラスの教室に戻すかどうかについて,貴校は,当職(または通知人)に対して意見を聞く。

・当職において、〜の意向を確認したうえで、上記に対して回答をする。

・当職が、加害児童を〜が学習しているクラスの教室に戻すことを希望しないと述べた場合には、貴校は,当該判断に従う。

・貴校において,当職や通知人の意向に反して,加害児童を〜が学習しているクラスの教室に戻すことをしないものとする。

 

本通知書は、被害者代理人が、11月25日における校長らとの対話内容と、校長か自ら発言された決定事項を通知書としてまとめ、改めて文章で合意と実行を求める目的で作成された。

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決定事項を捻じ曲げた中学校の対応状況は、明らかにいじめ防止対策推進法に基づく「学校が講ずべき措置」に反していると言えますし、職務的な側面から考えましても完全な善管注意義務違反です。そしてその学校側の怠慢と不正の責任は、それを統括する鴻巣市教育委員会の責任にもなり得ます。鴻巣市教育委員会は本来であれば、学校側のその怠慢と不正を正すよう指導をしなければなりません。

 

しかし、鴻巣市教育委員会は学校側を守り、被害者である私たちの口を封じる方針にしたようでした。この時の会話が、次の通りです。

 

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1月8日付、鴻巣市教育委員会との会話(2名/「市G」「市E」として記載)

(※上述の話し合いの場に同席した人物とは別)

 

私:11月25日の話し合い(※補足:先述の弁護士・校長・市教委2名の会議)の時に、市教委の方もいて(息子が学校に行くことが)決定したのに、それに対して市教委の方は(校長が決定事項を覆した事について)何も思わないんですか?その場にいた方は校長先生に対し、決定したのにって思わないんですか?

市E:こういうような話(3人の別室対応)が出たと。それが確かかどうか返事下さいってことですよね。その時の内容について話をしましたっていう通知だけですよね。決定ではなく"通知"だと思います。

私:弁護士は決定したことを通知したんです。

市G:その時の話の内容についての通知だと思います。だから確認ですよね。その時の、こういう内容でしたよね。内容の確認っていうこと。一応こういうことでしたってことで通知されている文章がそちらですね。

 

(※補足:改めて書き起こしてみても市教委E氏、G氏の返答が的を射ておらずチグハグになっています。意図的にそうしたかどうかは不明です。私は校長が一方的に決定事項を反故にした書類について指摘をしているのですが、G氏は私の弁護士が送った「通知書」に触れ、「それは決定事項の通知書ではなく、議事録の通知書ですよね」と全く見当違いの発言を行っています。)

 

私:これ(※校長の書面を提示)っていうのはどうなんですか?(決定事項を反故することが)有り得るんですか?

市E:こういう学校としての返答ってことなんじゃないですかね。決してこれが何だろう、嘘をついているとかそういうことじゃなくて。この話し合いの中でこうでしたよねって。

私:そこからそもそもおかしいですよね?

市E:ひょっとするとそういう所も齟齬っていうのが、ちょっと意志が噛み合わなかった部分もあったかもしれないですけど、はっきり申し上げて推測でしかないので何とも言えません。そこにつきましては。教頭の言っていることと警察が言っていることが違うってことは確かに確認させてもらっている限りですと、ちょっと違うことを言っていたんじゃないかなって思いました。

 

(※補足:前回の記事でも詳しく触れましたが、この教頭の話──加害児童の保護者らが警察の取り調べや謝罪の意を示して責任を取ろうという最大限の姿勢を示しているという話──は、完全な虚偽・捏造でした。「ちょっと違う」どころの話ではありません。)

 

私:ん?

市E:要は教頭先生は"(3人は)警察に行っている”って言っていましたが、警察は(3人が)

来たっていう記録ではない”っていうふうに言っていますので。

私:そうですよ。

市E:教頭先生と警察の言っていることが違う。齟齬があると警察はおっしゃっていました。

音声としては確かに「ズレ」があるなっていうのは我々は聞きました。

私:だから、そういうふうにしていることも踏まえてですよ。言っていることがコロコロ変わるから、弁護士さんに確認しますけど、じゃあこれ(私の弁護士が作成した決定事項に関する通知書)は決定事項ではないって言うんですね?

市E:いや、ですので、それは正直な話を申しまして決定事項かどうかって、そこに書いてある通り”通知書”としか書いていないので、我々は決定したかどうかっていうのは正直な話ここでは判断できません。

私:えっ?じゃあ教育委員会の人はどう考えていたんですか?その時の話は…

市E:それについても、今、確認を取ったわけではないので、ここでこうだったってお伝えすることはできないので。

私:その場にいた人はどういうふうに言っているんですか?

市E:ですから、今その場にいた人に確認を取れていないから分からないです。

私:じゃあ確認を取って下さいよ。

市E:今からですか?

私:そうしないと話が進まないじゃないですか?弁護士に言わなきゃいけないから、これは教育委員会は通知書だって言ってる、確認書であって"決定ではない”って言っているって…弁護士は"決定"だって言ったんです。決定したことを書面にしているって言っているんです。

市E:まぁ、そこにつきましても我々は判断しかねます。

私:だからその場にいた方に聞きたいんです。その場にいた方が、これで決定だと思っていればそうだし、決定はしていないとただ話し合っただけだと。私はこれ(決定事項の通知書)を作って下さいって弁護士に言ったんですよ。だから、作らなければもうこれで話は決まっていたんだから、いつから(学校に)行きましょうかっていう話になっているはずなんです。これ(決定事項の通知書)をやるから、学校は、だけどこれを作ったことによって、紙に残されちゃうと後で取り返しがつかないから。こういう回答(校長の決定事項の反故の書面、息子が別室対応、教育支援センターに行くように)をしたんじゃないですか。

市E:うん、うん。

私:口では何とでも言えますよね。校長はこうは言ったけれども実際は2週間経ったら(3人をクラスに)戻すつもりだった。内心は。紙にも書いていないし、だけど、こちらが書面を用意したことによって"いや、それ(決定したこと)は難しい”って。実際自分はやるとは言ったけれど書面がなければやらなかったかもしれないですね。

市E:それに関しても実際に行われたわけではないので分からないです。

私:行われたわけじゃないって何がですか?だって書面がなければ行かせられないじゃないですか?書面にしてサインがあれば、いつだって出せるじゃないですか。口頭だけだと言った言わないになるから、それが私は怖いから(弁護士に)書面にしてって言ったわけです。あの校長は言っていることがコロコロ変わるからって、それは重々分かっているから。その場にいた人に確認を取って下さい。どういうふうにその時の話を聞いたのですか。

市E:弁護士と校長と教育委員会の話し合いの場でどういう決定がなされたかということですね。

私:~を学校に行かせるのにどうしたら良いかってことで、それを決めるために集まっているわけですよね。

市E:そこについての目的の話になってきますので、決定が目的だったのか、話し合いが目的だったのか…

私:だって決定しなかったらいつ行けるんですか?

市E:それについても【いつっていうところだとちょっと分からない】ですね。正直な話は。

私:じゃあどうすれば良いんですか?

市E:はい?どうすればと?

私:じゃあ、学校に行かないで、このまま家にいれば良いんですか?

市E:そういうことではないです。

私:学校に行かなかったらどうするんですか?

市E:いや、私としても学校に行けるように、それは"ちょっと"考えていく…

私:"ちょっと考える"って言って、何か月経っているいるんですか?(この時点で不登校になってから3か月が経過している。)

市E:だから早急に、あのー

私:"早急に"っていつですか?いつも言うじゃないですか。"早急に"って。5時半になったら閉めたいから、もう終わりにして下さいって言いましたよね。だけど終わらないじゃないですか。いつも決定してくれないから。早急に、早急にって、やらないから。

市E:いつ、何時、この時っていうところでは正直な話を言えば(決められない)

私:"早急に"って言葉分かります?いつのことをいうんですか?

市E:すぐってことですよね。

私:じゃあ、なんでやらないんですか?早急に早急にって、うわべだけじゃないですか。

市E:でも学校の方にもしっかりこちらとして…

私:学校から連絡ないって言っているじゃないですか。3学期から学校どうすれば良いですかって(私から)市教委に電話しましたよね?

市E:はい、頂きました。

私:どうすればいいの?学校に行きたいのに。それは自然なことでしょう?学校は教頭の嘘(警察話のでっち上げ)もあるから信用できないから、市教委に電話かけています。校長はいつも不在。弁護士にも不在って言っているんですよ。だから電話かけて来ないじゃないですか?いけなかったらどうするんですか?

市E:うーん。3人が違うクラスっていうこと?

私:だって3人からいじめられて、ちょっとそばにいたら蹴られたり、死ね、バカ、クズとか毎日言われたら精神的にどうですか?転校することも引っ越すことも出来ないです。3か月も自宅待機です。ずっと学校からの回答を待って待って。何も変わらない。学校から連絡なくて、「僕学校どうするの?」って言っているんです。色々行きたいのにいけないって、どれだけ辛いか分かりますか?こっちは学校に行かせようと何とかやっているじゃないですか。早急にって言うけど、期限も決められないじゃないですか。

市E:はい。

私:勉強だって分からないって言ってるんです。今まで提出していただけれど、分からなくて提出出来ないんです。それなのに3人を動かさないで、彼らは学校に行っているじゃないですか。~は部活も出来ないし行事も参加できないし。僕も行きたかったって言うんです。交代しましょうよ。2学期彼らは学校で思い出を作っているんですよね?

市E:はい。

私:だったら3学期、~(息子)に思い出作らせて下さい。

市E:お母さんはそのようにお考えになられているってことですよね。

私:しかもこちらがいじめられているんだから。学校が色々やりたいって言うなら良いんじゃないですか?相手の親から何か言われるのが嫌なんですか?

市E:学校は決してそのような考えではないと思います。学校としても考えて動いている。

私:考えて動いているのになぜ連絡してこないんですか?

市E:電話しているしていないっていうふうになると確認取れていませんので。学校がしているって言っていたからってそれが正しいかっていうところも確かに何とも言えません。お母さんがしていないって言っていますので、そこについては自分は分からないです。

私:電話の履歴を取って来ます。(※当然、学校からは一切連絡がないので電話履歴はゼロの状態)

市E:履歴を受け取る、受け取らないっていうところになりますと何とも言えないです。

私:だって実際着信ないじゃないですか。(※携帯を見せる)

市E:証明してくれと言っているわけではないので。

私:だって後々電話したって言われても困るから。していないのに、いつも嘘ばかりつくから。学校行かせるのにどうすれば良いですか?適応障害の診断も出ています。弁護士がもし、通知書の内容が確定だったって言ったらどうなるんですか?

市E:確定だったらどうするか?確定だったんだなと理解できると思いますので。

私:早急に進めて下さい。3か月以上行っていないんだから行かなきゃいけないでしょ?教頭先生も言っているでしょ?3学期来ないと2学期の挽回が出来ませんよって。~のことを考えているんでしょ?学校に行けることを考えているんでしょ?その場(※先の四者の話し合い)にいた人に聞いて下さい。

市E:今ですか?校長にも確認でよろしいですか?

私:校長?校長は(書面で)こう言ってきているじゃないですか?話すことはないです。弁護士対校長で教育委員会はどう判断するかってことですよね。どう捉えたのか?180度話が違うじゃないですか?

市E:通知書の前の話し合いの段階で、どのようなことがあったか確認させて頂きます。明日でも良いか?

私:明日仕事なんです。今日休んでここに来ているんです。前々から学校に行かせてくれって言ってるんだから、今、どうにでも聞けますよね。

 

(※補足:ここで市教委が離席した後、すぐ担任から電話が掛かってきた。)

 

<担任兼顧問との会話(電話)>

(※補足:この担任兼顧問は以前書いた通り、いじめ行為を看過していただけではなく、ユニフォームの件で意図的にいじめ行為を助長したような気配もある人物です。しかし、これまで学習保障や不登校に対する配慮もなく、いじめ調査や対応についても第三者に任せていると言い続け、まるで傍観者であるかのような話しぶりをし続けています。)

 

私:どうしましょうか。勉強が分からなくなっているみたいです。

担:他の生徒(3人)に対して、いろいろこう、生徒に対してどうするかっていうのは、今、第三者委員会で…

私:でも、それを待っていたら行けないじゃないですか。

担:そこが出るまでは…

私:じゃあ出るまでどうすれば良いんですか。出るまで相手を出せばよいじゃないですか?担そこを第三者委員会で話しているわけじゃないですか。

私:それと~が学校に行けるのと別の話ですよね?勉強が分からなくなっていて、毎日ずっと家にいて、教室に戻りたいって言っているのに、先生はそのままにするんですか。

担:教室では難しいって…

私:"3人を別室にする”って言ったじゃないですか?明日から別室にしてくれたら行きます。~が「昨日学校から電話あった?」って言って「ないよ」と言ったら「学校っていじめ子の味方しているんだね」って言いました。

担:一回その話ありましたよね?(3人を別室にする)

私:校長が"2週間経ったら(3人を)クラスに戻す"って言ったからなしになったんですよ。教頭先生は3人を別室対応しますって。だったら行かせられますって言ったんです。それなのに校長が私に2週間経ったら彼らを教室に戻すって言ったんですよ。それを教頭先生と飯田先生はそうは聞いていないって私に言ったんです。

担:うーん。

私:でも校長は言ったんです。

 

(※補足:いったん電話を終え、Eが戻って来る。)

 

市E:その話の中でそのような話があったそうなんですが(弁護士作成の通知内容)、【書面のやり取り】をしようということになったそうです。要はお母さんが言ったように、言った言わないことがあるじゃないですか?ですので弁護士を通じて、学校と【書面でのやり取り】をしようというふうに、その部分の決定があったそうです。【書面でのやりとり】というところで。

 

(※補足:これも以前の記事で少し触れたかと思います。いじめ重大事態と不登校に関する深刻な教育課題を、校長と被害者側の弁護士、そして鴻巣市教育委員会2名を加えて話し合う場で、貴重な時間を割き合った結果、最終的に鴻巣市教育委員会は「これからは書面のやり取りをしましょう」ということが決定したというのです。わざわざ専門家が話し合って、そのような「教育委員会は今後書面でのやり取りを決定した」などということが有り得るでしょうか。それで納得する人がどこにいるというのでしょう。私はこのEの対応からもますます教育関係者が信じられなくなりました。当然、私の弁護士は職務に誓って、あの場で校長と鴻巣市教育委員会が決定に合意したと言っています。)

 

私:書面でのやり取りじゃなくて…

市E:いえですから、【書面でのやりとり】、これからの流れとして【書面のやり取り】をしていきましょうという話し合いになったそうです。

私:だから話し合われた内容については…

市E:で、【書面のやりとり】ということですので弁護士から学校の方にこれを書面で送って来た。

私:だからこの内容(弁護士の書面)は決まったことなんですよね?ちょっと待って下さい。"書面でやり取りをしましょう”ということを決めるために皆が集まったんですか?

市E:そこで色々な話し合いをさせて頂いて…

私:だから何の話し合いですか?

市E:だから、そこに書いてある(弁護士作成の通知)ようなことで、学校の考え、弁護士の考え…

私:学校の考えって何を言ったんですか?

市E:何を言ったかまではちょっとアレですけど…

私:だからそこをハッキリして下さい。だって”当職とそちらで話し合いをさせて頂きましたが"って書いてありますよね?

市E:はい。

私:それで何を話し合われたんですか?"そちらから説明を頂いた内容の通りであれば、~を登校させることが出来ると考えており、また、~自身も登校することが可能であると話しております。説明を頂いた内容の通りであれば"っていうのは何ですか?説明ってどういう説明を受けたんですか?その説明がこの1~4に当てはまることを弁護士は説明されたじゃないですか?

市E:たぶん、このことについての話し合いをしたんだと思います。

私:書いてあるじゃないですか。"説明を頂いた内容の通りであれば登校させることが出来ると考えており、念のため先日お話をさせて頂いた内容について、間違いないように記載させて頂きます”って書いてあるじゃないですか。だからこのことを話し合って決めたってことなんじゃないですか?

市E:ん?【決まってはいなかった。】

私:決まってはいないんですか?

市E:はい。決まったというところで言うと、先ほども言ったように内容が言った言わない…

私:あなた、責任とって下さい。弁護士とまったく違うこと言っていますからね。

市E:私はそのように伺っておりましたので、そのままお伝えしています。

私:伺った人は誰ですか?

市E:Fと申します。

私:Fさんという人はこれは決定事項じゃなかったって言うんですか?

市E:ですので、あの、そこに書いてある内容についての話し合いが確かにあったと。その場

で。

私:でも弁護士から「決定したから学校に行けますよ」って言われたんですよ。全然違うじゃないですか?

市E:そこに関してはちょっと、弁護士がお母さんにどのようにお伝えしたのか分からないですけど、要は【書面でのやり取り】を今後やっていきましょうということで。

私:でも紙面のことなんて弁護士さん何も言ってませんでしたよ。だって紙面なくても約束したから、他の学校でも色々経験されていて、こういうことは決定したら書面にしなくても学校はすぐやってくれるそうです。決定しました、いついつから来て下さいって、学校が言ってそこから皆行き始めるって言うんです。なんでわざわざ書面を作るかって、私が弁護士にお願いしたからです。校長は言っていることがめちゃくちゃだから書面を作ってくれって言っただけで、弁護士さんは"市教委も入ったし決定しました”と。だから学校に行けますと報告を受けたんです。なのにそちらの言い分としては、"これは決定ではありません。これからは書面でやり取りしましょう”って言ったんですか。

市E:そこでしっかりこうっていうふうに【方向性が定まらなかった】ようです。要は、弁護士の要求もありますし、こちらとしての…

私:だけど"説明を頂いた内容”と書いてあるから、そちらから言ってきているってことじゃないですか?言い分が違うっていうのはおかしいですよね?

市E:提案としてどういった提案をしたかっていうのは、これがこのままだったのかどうかっていうのは定かではありません。ですが、先ほども申し上げました通り、そこでたぶん弁護士と校長とのやり取りっていうのが、どういった細かい内容までになっていまうと言った言わないはあると思いますし、あと私は同席したわけではないので一言一句は分かりませんけれども、先ほど確認しましたらやり取りがあったようで学校としてはそれは出来ない、承諾しかねるっていう話もあったんだと思います。

私:憶測で言わないでください。

市E:分かりました。それは分かりません。私が分かっている部分としましては、確認している部分としていましては、弁護士と学校でのやり取りというのは、今後書面、言った言わないにならないように【書面でやっていきましょう】という所で、その決定はあったようです。それでこれが弁護士から書面で届いて…それに対して学校が検討したっていう。

私:だから言ったでしょう?私が弁護士に作って下さいってお願いしているんです。書面でやり取りするって言ってないですよ。校長がこういう回答を出して来なかったから、学校に行けると思うじゃないですか?弁護士の書面が嘘だって言うんですか?嘘だったら、弁護士が自分の職に関わってくるって。校長先生は言ったことを”言っていない、言っていない”って言うんですよ。私と弁護士の間でこう言われた、言われていないってチグハグなんですよ。弁護士さんは私は嘘はつきませんって言いましたよ。自分の仕事に関わってくること

に嘘はつきませんって。

市G:弁護士さん、嘘ついていないと思いますよ。一番最後の所に"齟齬がなければ通わせます"っていうふうに書いてある。"齟齬があったら”ってことなんですよね。それに対するFax(校長の一方的な決定事項の反故書面)なのではないですか?

私:弁護士は口約束で決めて来たと思ってるんですよ。私には決定したって言っているんです。市教委もその話し合いにいたんですよねって聞いたら、市教委は弁護士に「校長が決めたことなんで、だから私(市教委)にはできません」って言ったそうです。だからこういうこと平気で変えちゃうじゃないですか。こういう話し合いが行われているのに。校長の回答がこうだったから市教委は校長が決めたことだから出来ませんって言ったんです。市教委はそこにいたんでしょと思ったわけです。校長の回答のせいでなしになったんです。

市E:はい。

私:市教委は話を聞いていたのに、校長の書面があるから何も言えないってことですよね。校長に決定権があるってことですよね。市教委じゃなくて。~が学校に行けるように話し合ったのに、ずっと学校・市の言っていること変わらないでしょ?なんの為に弁護士・校長・市教委が時間を作って話し合っているんですか。何をやっているんですか?

 

(※補足:この頃に私が感じた鴻巣市の教育関係者の会話術なのですが、何か都合の悪いことや責任を取りたくないと考える際、ひとつの逃げ道となる常套句を何度も繰り返す癖が見受けられました。中学校校長、教頭、担任兼顧問、学年主任は「第三者調査委員会がいじめ調査を出すまで何も出来ない」と繰り返し、同じく中学校、鴻巣市教育委員会も「代理人を通さないと何も答えない」と堂々巡りの会話術を披露していました。そして今回は、「書面でのやり取り」を繰り返しています。この短い間にも、何と9回も「書面でのやり取り」を口にしています。何かそこには鴻巣市教育界の風土と言うか、相手をいかにして丸め込もうかだとか、いかにしてお茶を濁して会話を終わらせようかとか、そういった対応の姿勢があるように感じます。)

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こうして書き起こしていても、なぜ鴻巣市教育委員会がこれほどまでに被害者の訴えを隠蔽し、中学校や加害児童保護者らの肩を持とうとしているのか、まるで分かりません。それは教育業界にありがちな隠蔽体質というものを越えているように感じます。加害児童保護者の中には議員へ働きかけをおこなっていたと市の資料にあるので、何かそのあたりで深い忖度の関係があると感じます。

 

そもそも、この場で対応をするべきは、当時の話し合いの場にいたF氏(※後に判明、期末テストの時に、こちらがテストの日時や詳細について聞いても、何も教えてくれなかった人物)であるべきです。しかし、ここで応対をしたE氏はF氏をこの場に決して呼びませんでした。私が何度も確認してとお願いしたら、渋々連絡をしたのです。F氏から私に対応をしないように指示があったのだと推測します。

それはここでの言質が後で問題になるかもしれないと危惧しての事だったでしょう。

 

この時分から、私はどうやっても、弁護士がいても学校同様、鴻巣市教育委員会も息子をクラスに戻してくれないと確信していきました。。息子も私も出口のない洞窟の中をさ迷っているような感覚でした。私の頭に教頭が言った「高校受験に影響がある」という言葉が脳裏にこびりついていました。

 

どうにか息子を学校に戻してあげたいのに、自分にはそれができない。先行きがまったく見えない恐怖と不安を抱え続け、もう何もかもが限界まで来ていました。このような弱さを告白することは本当に苦しいことですが、実は息子と車に乗っていた時、踏切の前で、思わず「このまま飛び込もうか」と言ってしまいました。息子が「嫌だ!お母さん、死にたくない!」と叫んで、我に返りました。

 

(次回へ続く)